四季うつろう日本で、時に厳しい自然と共生しながら、先人たちが育んだ「発酵」という知恵。医薬や化学がない時代にも、美しく健やかに生きるための叡智が人々の暮らしに息づいていました。
発酵─それは、多彩な菌が織りなす、神秘のいとなみ。わたしたちの身体と、それを取り巻く環境とのバランスを、菌のちからによってととのえる、いにしえから伝わるホリスティックなアプローチです。
およそ1000種もの細菌たちの休まぬ営みによって守られている、わたしたちの肌。この菌たちが活発に働いていれば、外から入りこむ様々な刺激と共生し、肌は美しく保たれます。しかし、この常在菌叢(細菌の棲み処)は、加齢やストレス、生活習慣によって崩れがち。また、自然と離れ、多様な微生物と触れ合う機会の少ない現代人の肌には十分な常在菌叢が育っていないことが多く、これがアトピーやニキビなどの肌トラブルや老化の原因のひとつと考えられています。
だからこそ、いま、取り入れたいのが、発酵スキンケア。美肌菌*1が働きやすい環境に導き、ダメージから肌を守る潤い膜を生成。素肌を美しく、なめらかにととのえます。
発酵とは、自然の作用がつくり出す奥深い営み。そのちからを存分に引き出すためにソフィスタンスが選んだのが「お米」。日本人にもっとも馴染みが深く、世界一の長寿をつくり上げたお米のパワーに着目し、その栄養がつまった米ぬかから丹念に抽出したエキスを使用しています。
お米のエキスを凝縮させるため、ソフィスタンスは45000時間(約5年間)もの歳月をかけて発酵熟成。これが独自の美活菌®発酵液*2です。200年の歴史を誇る蔵元がソフィスタンスのためだけに作る特別な発酵液は、杜氏職人の手しごとによってつくられています。
年に一度、水や植物のちからが最も高まるといわれる大寒の日に仕込みを行い、長い長い年月をかけ手しごとで熟成される発酵液は、効率性を求められる現代には不向きだとしても、わたしたちの手でずっと守り育てていきたい伝統のレシピ。工芸品のように大切につくられた発酵液だからこそ、触れるたびに、目には見えない幸福感と確かな手応えをもたらしてくれます。
国産無農薬のお米からつくられた美活菌®発酵液*2はもちろん、その機能をバックアップするひとつひとつの素材にいたるまで、丁寧にこだわり抜いて開発。米・ゆず・りんごなど優れた植物原料とともに、先進的な肌研究から生まれた美容成分をバランスよく融合させた製品づくりをしています。
また、素材とともにこだわったのは、高い浸透性。肌の上でほどけ、するりとなじむテクスチャーは、ソフィスタンスならでは。発酵の自然作用により、なめらかで心地よい質感に仕上げています。
ソフィスタンスの製品はすべて、クリエイターと職人による深いセッションから生まれています。そのため、ひとつのアイテムをつくるのに数年かかることも。
それでも、手間ひまを惜しまずつくる姿勢は、職人から教わった日本の手しごとのかたち。
納得できるまで何度も試行錯誤を繰り返し、家族や友人たちにも自信を持って勧められる製品だけをお届けしています。